廃車でも売り方によって査定額は変わる
年式が古い車や走行距離が多い車、事故車、故障車など、廃車を予定している車でも売り方によって査定額が変わることがあります。
一般的な中古車買取店で値段がつかなかった車でも、廃車買取業者では部品や金属資源として評価される可能性があります。
処分費用がかかると思っていた車に買取価格がつくこともあるため、すぐに廃棄を決めず、まずは査定を依頼することが大切です。
ここでは、廃車を少しでも高く売るために確認したいポイントを解説します。
複数の廃車買取業者に査定を依頼する
廃車を少しでも高く売るためには、複数の業者に査定を依頼することが重要です。
廃車買取業者によって、得意な車種や販売ルート、部品の再利用方法などが異なります。
国内で中古部品を販売する業者もあれば、車両や部品を海外へ輸出する業者、車体を金属資源として再利用する業者もあります。
同じ車でも、業者によって価値の判断基準が異なるため、査定額に差が出ることがあります。
1社だけの査定で決めず、複数社の査定額とサービス内容を比較しましょう。
一般的な中古車買取とも比較する
廃車にしようと考えている車でも、状態によっては中古車として再販売できる可能性があります。
年式が比較的新しい車や、走行距離が少ない車、人気のある車種は、一般的な中古車買取店のほうが高く評価されることがあります。
反対に、事故車や故障車、長期間放置した車は、廃車買取業者のほうが値段をつけやすい傾向があります。
どちらが高く売れるかは車の状態によって異なるため、中古車買取と廃車買取の両方で査定を受ける方法もあります。
車の情報を正確に伝える
査定を依頼する際は、車の情報を正確に伝えましょう。
車種、年式、走行距離、車検の有無、事故歴、修復歴、故障箇所などが主な確認項目です。
車検証を手元に用意しておくと、型式や初度登録年月などの情報を正確に伝えられます。
故障や傷を隠して高い査定額を提示されても、車両の引き取り時に状態が判明すると、減額される可能性があります。
最初から正確な情報を伝え、実際の受取額に近い査定を受けることが大切です。
車両の写真を用意する
Webや電話で査定を依頼する場合は、車両の写真を送ることで、より具体的な査定を受けられることがあります。
車両全体がわかるように、前方、後方、左右から撮影しましょう。
傷やへこみ、事故による損傷がある場合は、その部分も撮影します。
車内、エンジンルーム、走行距離が表示されたメーターなどの写真もあると、業者が状態を判断しやすくなります。
写真は明るい場所で撮影し、車の状態がわかるものを用意しましょう。
純正部品や付属品をそろえる
純正部品や付属品が残っている場合は、査定時に業者へ伝えましょう。
スペアキー、取扱説明書、整備記録簿、純正ホイール、純正カーナビなどが査定の参考になることがあります。
社外ホイールやカーナビなどに交換している場合でも、取り外した純正部品が残っていれば、一緒に引き渡せるよう準備しておくとよいでしょう。
ただし、部品を取り外して個別に売るほうが高くなるとは限りません。
自分で部品を外すと車両の価値が下がる売るほうが高くなるとは限りません。
自場合もあるため、取り外す前に廃車買取業者へ相談しましょう。
整備記録簿を準備する
整備記録簿には、これまで行った点検や修理の内容が記載されています。
定期的に整備されていたことが確認できれば、エンジンや部品の状態を判断する材料になります。
廃車予定の車であっても、車両や部品として再利用される場合があるため、整備履歴が評価の参考になることがあります。
整備記録簿が残っている場合は、査定時に用意しましょう。
車内を簡単に清掃する
廃車買取では、一般的な中古車買取ほど車内のきれいさが査定額に影響しないこともあります。
ただし、車内に大量のごみや私物が残っていると、処分作業が必要になる可能性があります。
高額なクリーニングを行う必要はありませんが、簡単にごみを取り除き、私物を回収しておきましょう。
ETCカード、駐車券、充電ケーブル、工具、書類などは忘れやすいため、引き渡し前に確認することが大切です。
無理に修理してから売らない
故障や傷を修理してから売ったほうが高くなると考える人もいます。
しかし、修理費用をかけても、その金額以上に査定額が上がるとは限りません。
年式が古い車や走行距離が多い車は、修理後も中古車として高く評価されない可能性があります。
事故車やエンジン故障車の場合は、修理費が高額になることもあります。
まずは現状のまま査定を受け、修理費用と査定額を比較してから判断しましょう。
売却のためだけに車検を通さない
車検切れの車でも、廃車買取業者へ売却できる可能性があります。
売却のためだけに車検を通すと、車検費用や整備費用がかかります。
車検にかけた費用を査定額で回収できるとは限らないため、先に査定を受けることが大切です。
車検切れの車は公道を走行できないため、積載車やレッカー車で引き取ってもらいましょう。
売却を先延ばしにしない
車は時間がたつほど年式が古くなり、部品や車両の価値が下がる可能性があります。
特に、長期間動かしていない車は、バッテリー上がり、タイヤの劣化、オイル漏れ、ボディのサビなどが進みやすくなります。
状態が悪化すると、使用できる部品が減り、査定額が下がることもあります。
今後乗る予定がなく、手放すことを決めている場合は、早めに査定を依頼しましょう。
自動車税が発生する時期を意識する
車を使用していなくても、登録が残っている間は税金に関する負担が続く場合があります。
廃車手続きの時期によっては、その後の税金や還付に関する扱いが変わることがあります。
売却を考えている場合は、査定額だけでなく、いつ廃車手続きが完了するのかも確認しましょう。
車両を引き渡してから手続きまでに時間がかかる業者もあるため、完了予定日を聞いておくと安心です。
自賠責保険の残り期間を確認する
自賠責保険の有効期間が残っている場合は、廃車手続き後に解約することで、残り期間に応じた保険料が返金される可能性があります。
廃車買取業者が自賠責保険の解約まで対応するのか、自分で手続きを行う必要があるのか確認しましょう。
査定額に自賠責保険の返金分が含まれている場合もあるため、金額の内訳を確認することが大切です。
引き取り費用が無料か確認する
動かない車、事故車、車検切れの車は、積載車やレッカー車による引き取りが必要です。
業者によっては無料で引き取ってもらえますが、距離や保管場所の条件によって費用がかかる場合があります。
地下駐車場、機械式駐車場、狭い道路沿いなどに車がある場合は、特殊な搬出作業が必要になることもあります。
査定を依頼する際に保管場所の状況を伝え、追加費用が発生しないか確認しましょう。
廃車手続きの代行費用を確認する
廃車買取業者の多くは、車両の引き取りだけでなく、抹消登録などの廃車手続きにも対応しています。
手続き代行費用が無料の業者もあれば、査定額から手数料が差し引かれる業者もあります。
提示された買取価格だけを見て契約せず、手続きに関する費用も確認しましょう。
査定額ではなく最終的な受取額で比較する
廃車買取業者を比較する際は、最初に提示された査定額だけで判断しないことが大切です。
高い査定額が提示されても、引き取り費用、レッカー費用、手続き代行費用などが差し引かれると、実際の受取額が少なくなる場合があります。
業者へ問い合わせる際は、すべての費用を差し引いた後に、いくら受け取れるのか確認しましょう。
口頭だけではなく、メールや書面で金額を確認できると安心です。
引き取り時の減額条件を確認する
電話やWebで査定を受けた後、車両の引き取り時に査定額を下げられることがあります。
申し込み時に伝えていなかった傷や故障が見つかった場合は、減額される可能性があります。
契約前に、提示された査定額が確定金額なのか、現車確認後に変わる可能性があるのかを確認しましょう。
減額される条件が明確な業者を選ぶことが大切です。
キャンセル料を確認する
査定額に納得して契約した後、別の業者から高い査定額を提示されることもあります。
しかし、契約後のキャンセルには費用がかかる場合があります。
車両の引き取り前と引き取り後で、キャンセル条件が異なることもあります。
複数社を比較してから契約し、契約前にキャンセル料の有無を確認しましょう。
ローンの所有者名義を確認する
ローンで購入した車は、車検証の所有者欄が販売店や信販会社になっている場合があります。
所有者が本人ではない場合は、そのまま売却や廃車手続きを進められないことがあります。
ローンを完済していても、所有者名義が変更されていない場合があります。
車検証を確認し、必要であれば所有権解除の手続きを行いましょう。
人気車種や海外需要がある車は必ず比較する
国内では古いと判断される車でも、海外では高い需要がある場合があります。
日本車は耐久性が評価され、海外で車両や部品が取引されることがあります。
四輪駆動車、商用車、トラック、特定のメーカーや車種などは、古くても評価される可能性があります。
海外輸出の販路を持つ業者を含めて査定を比較すると、より高い価格がつくことがあります。
改造車や社外パーツ装着車も査定を受ける
改造車や社外パーツを取り付けた車は、一般的な中古車買取では評価が下がる場合があります。
一方で、特定のパーツに需要があれば、廃車買取業者や専門業者から評価される可能性があります。
ホイール、マフラー、車高調、カーナビなど、取り付けているパーツのメーカーや状態を査定時に伝えましょう。
純正部品が残っている場合は、あわせて用意しておくとよいでしょう。
車を勝手に解体しない
査定額を上げるために、自分で部品を取り外して個別に売ろうと考える人もいます。
しかし、知識がない状態で車を解体すると、車両の価値を下げたり、安全上の問題が起きたりする可能性があります。
車の部品を外す前に、車両のまま売る場合と部品を売る場合のどちらが得になるか、専門業者へ相談しましょう。
買取代金の支払い時期を確認する
廃車買取業者によって、代金の支払い方法や時期は異なります。
車両を引き渡した当日に支払われる場合もあれば、廃車手続き完了後に銀行振込となる場合もあります。
査定額だけでなく、いつ、どのような方法で支払われるのかを確認しましょう。
契約書やメールに支払い予定日を残しておくと安心です。
廃車手続き完了の確認方法を聞く
車を引き渡した後は、廃車手続きが正しく行われたことを確認する必要があります。
手続きが完了していないと、税金の通知が届いたり、車の名義が自分のまま残ったりする可能性があります。
手続き完了後に証明書の写しを受け取れるか、業者から連絡があるかを確認しましょう。
廃車を高く売るために大切なこと
廃車を少しでも高く売るためには、複数の業者から査定を受け、車の状態を正確に伝えることが大切です。
純正部品や付属品を用意し、車両の状態が悪化する前に査定を依頼することもポイントです。
修理や車検に費用をかける前に、現状のまま査定を受けましょう。
業者を選ぶ際は、査定額だけでなく、引き取り費用や手続き代行費用を含めた最終的な受取額で比較することが重要です。
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